2022年9月15日 更新

あるタカラバイオ社員「アメリカでのポスドク時代 Vol.1」

あるタカラバイオ社員は2008年までアメリカでポスドク時代を送っていました。 どんな研究生活を送っていたのか、ちょっとひと息覗いてみませんか?

日本を離れ海外での研究生活もお勧めです

2008年まで、アメリカニュージャージー州の某Medical Schoolで実験三昧の日々を送っていました。 ニュージャージーの夏はそれなりに暑くはありましたが、湿度が低く(少なくとも日陰に入れば)とても過ごしやすかったと記憶しています。 日本に帰国した当初は、どうやってこのサウナのような夏を生き延びるかを真剣に考えていましたが、蒸し暑さにも数年で慣れてしまいました。

さて、今回はGreen card(永住権)について少し。
アメリカに留学した当初はJ-1ビザ(Exchange Visitors Visa)でしたが、数年後に期間満了のため就労ビザ(H-1ビザ)に切り替えました。 H-1ビザは最長6年でしたが、1年しないうちにGreen cardを申請することになりました。 これは、J-1ビザ保有者のSpouse(配偶者)はアメリカで働くことができましたが、H-1ビザ保有者のSpouseは就労不可だったことが関係しています。
当時は、アパート代で給料の半分が消えてしまう生活だったので、中国人の友達から格安の弁護士を紹介してもらいました(彼らのネットワークは強力です)。 その弁護士費用は確かに安かったのですが、書類の作成はほとんどすべて自分でしなければならず、推薦状も自分で作文し、推薦者にサインだけもらうような形で、昔のボスやアメリカの企業で働いている知り合いからかき集めました。 幸いなことに、申請して1年も経たないうちに取得することができました。 サポートしてくれた皆さんに感謝・感謝です。弁護士費用はパートナーと2人で3500ドルぐらいだったでしょうか。
日本を離れ海外での研究生活もお勧めです。

アメリカでの食事についても少し。
留学先のニュージャージー州はマンハッタン島の横(西側)にあり、通称、「The Garden State」と呼ばれる通り、緑豊かな州の一つです。
大都市へのアクセスもよいためか、各国からの移民も多く、いろいろな国の料理が楽しめます。 夕食の準備をする気力がないときの定番は決まってチャイニーズのテイクアウトでした。特に一押しは「Singapore Mei Fun」という(単なる)カレー味のビーフンです。 単なるビーフンなのですが、お店ごとに味が少しずつ違い、飽きたら別のお店の“メイファン”を食べるというサイクルを続け、帰国時には体重が20キロ増えていました。
お近くに旅行された時は是非お試しください!
(追記) 最近、出張でアメリカ西海岸に行った際、「Singapore Mei Fun(Singapore Rice Noodle)」を食べるチャンスがありました!日本に帰国後は、家で自作の“メイファン”を作って満足していたのですが、本場(?)チャイニーズの味はやはり絶品でした。
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