2020年8月18日 更新

<遺伝子発現実験Tips>高力価のレンチウイルスベクター調製のためには?

タカラバイオでは遺伝子導入関連製品を多数取り揃えております。その中でも組換えウイルス関連製品は、特に注力製品であり、定期的に技術セミナーも実施しています。

今回はレンチウイルス関連製品の中から好評のLentiviral High Titer Packaging Mix(製品コード 6194)をご紹介します。

Lentiviral High Titer Packaging Mixは、高力価のレンチウイルスベクター作製のための製品で、パッケージング機能を最適化しています。本製品は、レンチウイルスベクター作製に必要なコンポーネントを発現するプラスミドを最適な比率で混合し、最適な比率で発現するように設計されており、高力価のレンチウイルスベクターが得られます。導入したいpLVSINなどのレンチウイルスベクタープラスミドとPackaging MixをLenti-X 293T細胞(製品コード 632180)にコトランスフェクトすることで、Packaging MixよりHIV-1由来のGag、Pol、Tat、Revのレンチウイルスタンパク質と、VSV-Gエンベロープタンパク質が一過性に発現されます。そして、pLVSINなどのレンチウイルスベクタープラスミドから転写された組換えウイルスRNAは完全なウイルス粒子中に取り込まれます。この最適化されたPackaging MixとLenti-X 293T細胞、さらに高効率トランスフェクション試薬TransIT-293 Transfection Reagent(製品コード MIR2700)またはTransIT-Lenti Transfection Reagent(製品コード MIR6603)の組み合わせにより、高いウイルス力価を有するレンチウイルスベクター液を取得できます。 取得したレンチウイルスベクター液は、多くの場合、濃縮することなく、直接、標的細胞への遺伝子導入に使用できます。


モニター使用のお客様からのご感想(一部)
●パッケージング試薬をLentiviral High Titer Packaging Mixに換えるだけで顕著な力価の向上が認められた ・・・ 続きはこちらから ↓↓↓
Lentiviral High Titer Packaging MixとTransIT-Lenti Transfection Reagentをもちいたセットモニターの結果はこちら

レンチウイルスベクターによる遺伝子導入 <製品選択ガイド>はこちら

1 件

関連する記事 こんな記事も人気です♪

この記事のキーワード

管理者 管理者
TOP