2021年9月29日 更新

「プラスミドDNA精製キットいろいろあるけど、どれを使ったらいいの?」の声にお答えします!


マッハライ・ナーゲル社のプラスミドDNA精製キットには、製品名に「Transfection-grade」や「EF」など付いているものがありますが、どれを使えば良いか迷ったことはありませんか?
今回はユーザー様の実験に合わせて、どのキットを選択すればよいかをご説明します。


1.塩基配列解析やクローニングに:
 NucleoSpin® PlasmidNucleoSpin® Plasmid EasyPureなどのシリカカラムを使用したキットは、迅速・簡便かつ安価にプラスミド精製を行うことができます。精製したプラスミドはシーケンスグレードとなり、塩基配列解析やプラスミドサブクローニングに使用できます。
 ただし、シリカカラムによる精製ではDNAがせん断を受けるため、長鎖のDNAを必要とするBACなどのライブラリ作製やロングリードシーケンサーでの配列決定には適しません。このような場合には、長鎖DNAの精製が可能な陰イオン交換カラムを採用している、NucleoBond® Xtra BACなどをご利用ください。


2.培養細胞への遺伝子導入に:
 大腸菌の細胞壁成分であるリポポリサッカライドはエンドトキシンとも呼ばれ、細胞の増殖や機能に影響を与える可能性があるため、培養細胞へのトランスフェクション用プラスミドを精製する際にはエンドトキシンの除去が必要です。
 NucleoSpin® Plasmid Transfection-gradeは、シリカカラムによる精製キットにエンドトキシンの除去ステップを追加したミニプレップキットで、簡便な操作でトランスフェクション実験に使用できる純度のプラスミド精製が可能です。
 また、NucleoBond® Xtra Midi/Maxiでは、陰イオン交換カラムを使用することで精製プラスミドの純度が上がっており、エンドトキシンのレベルも低減されています。さらに、一度に大量のプラスミドを取得できるという利点もあります。


3.神経系細胞、動物個体への遺伝子導入に:
 エンドトキシンの影響を受けやすい、動物個体や神経系細胞、幹細胞への遺伝子導入を行う際には、NucleoBond® Xtra Midi/Maxi EFなどをお勧めします。陰イオン交換カラムによる高純度精製過程にさらにエンドトキシンの除去ステップを追加することで、エンドトキシンの混入レベルは著しく低く抑えられています(エンドトキシンレベル0.05 EU/μg DNA以下)。このため、感受性の高い細胞や動物個体などへの遺伝子導入も安心して行うことができます。

実験の目的 塩基配列解析、クローニング形質転換など 細胞培養などへの遺伝子導入 神経系細胞、幹細胞や動物個体への遺伝子導入
求められるプラスミドのグレード シーケンスグレード トランスフェクショングレード エンドトキシンフリーグレード
優位点 多種多様なプラスミドを簡便迅速に精製 エンドトキシンを除去した高純度の精製 より完全にエンドトキシンを除去した高純度の精製
おススメ製品 NucleoSpin Plasmid
NucleoSpin Plasmid

NucleoSpin Plasmid EasyPure

NucleoSpin Plasmid Transfection-grade
NucleoSpin Plasmid
NucleoBond Xtraシリーズ
NucleoBond Xtra Midi/Maxi
NucleBond Xtra EFシリーズ

NucleoBond PC EF シリーズ
NucleoBond PC 2000 EF

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