2022年1月19日 更新

純度と収量どっちが大事? Hisタグタンパク質精製用レジン コバルト vs ニッケル

・ニッケルをベースとしたレジン


特長
・高い結合能
・変性条件下でも使用可能
おすすめの用途
・タンパク質標識
・抗体作製
・動物試験


ニッケルベースレジンの結合部位は、空間要求性がそれほど厳密ではなく、タンパク質のポリヒスチジンタグ以外の場所に位置するヒスチジンにも結合するため、コバルトに比べ高収量になりますが、純度は低くなります。ニッケルベースレジンにはNi2+イオンのリガンドとして、イミノ二酢酸(Iminodiacetic acid:IDA)やニトリロ三酢酸(Nitrilotriacetic acid:NTA)がよく用いられます。IDAは、Ni2+イオンと3配位で結合するため、残りの3配位でヒスチジンと相互作用することができます。一方、NTAは、Ni2+イオンと4配位で結合するため、残り2配位でヒスチジンと相互作用します。よって、IDAをリガンドとしたレジンの方が高い結合能力を有していますが、IDAとNi2+イオンの結合能が弱いため、溶出タンパク質溶液に金属イオンが漏出してしまうことがあり以降の実験に注意が必要な場合があります。ラベリング実験抗体作製でタンパク質の大量精製を目的とする場合は、ニッケルベースのレジンの方が適しています。

製品名 容量 製品コード 価格
His60 Ni Superflow Resin 10 ml 635659 ¥20,000


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