2020年10月15日 更新

知って得する実験のコツ<その3>アガロースゲル電気泳動に関するアレコレ??

タカラバイオでは汎用製品から他にはないユニークな製品など、数多くの製品を取り扱っています。さらに、皆さまの実験にお役にたつ製品と実験のコツをご紹介しています。今回はアガロースゲル電気泳動に関する情報をご紹介します。

アガロースゲル電気泳動は、PCRやクローニングなどのライフサイエンス実験では欠かせない技術であり、DNAやRNAといった核酸を分離・精製する目的で使用します。今回は、多数寄せられているご質問の中から2つピックアップいたします。

まず1つ目は、「使用するバッファーはTAE Buffer、TBE Bufferのどちらがいいのか」です。1 kbp以下のDNAの電気泳動には、TBE Bufferを用いることで、よりシャープなDNAバンドになり分離能も高くなります。逆に、長鎖 (15kbp以上)のDNAの場合は、TAE BufferのほうがDNAのバンドの分離が促進され、よい結果が得られます。また、アガロースゲルからDNAを回収する場合は、サイズにかかわらずTAE Bufferの使用をお勧めします。
なお、弊社のPCR酵素、Tks Gflex DNA Polymerase(製品コードR060A)PrimeSTAR GXL DNA Polymerase(製品コード R050A)MightyAmp DNA Polymerase Ver.3(製品コード R076A)などを用いて増幅したPCR産物を電気泳動する場合は、TAE Bufferの使用をお勧めします。TBE Bufferを使用すると、泳動パターンがやや裾広がりになり、きれいな泳動結果が得られない場合があります。

2つ目は、「アガロースゲルとアクリルアミドゲルはどう使い分けるのか」です。アガロースゲルはゲルの調製が簡単で、分離できる核酸サイズの範囲も広く便利です。しかし、ゲル厚やゲル濃度を調節しても直鎖状DNAの1~2塩基の違いを検出できません。アクリルアミドゲルは分解能が良く1塩基の違いも検出でき、小さいサイズ(数塩基)から数kb程度のサイズの断片の泳動にも使用できます。しかし、分離できるDNAサイズの範囲が狭いためサイズに合わせてゲル濃度を変える必要があります。

現在、さまざまな種類のアガロースゲルをお試しいただけるよう、無料サンプルを配布しております!他にも、本ブログでは紹介しきれなかったFAQページもございますので、ぜひご活用ください。

▼無料サンプル申込ページ
https://www.takara-bio.co.jp/research/sample/Agarose/
▼電気泳動関連のFAQ
https://catalog.takara-bio.co.jp/com/tech_info_detail.php?mode=1&masterid=M100003381
▼アガロース用途一覧ガイド
https://catalog.takara-bio.co.jp/product/basic_info.php?unitid=U100003517
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